Scienceの
Editor's choiceの欄で知った論文。

Versatile aggressive mimicry of cicadas by an Australian predatory katydid.Marshall DC, Hill KB.
PLoS ONE. 2009;4(1):e4185. Epub 2009 Jan 14.
擬態の一種に攻撃的擬態というのがある。
ナゲナワグモは雄の蛾を誘引するフェロモンを分泌して雄の蛾を呼び寄せるし、成虫が肉食性のホタルの中には餌食となる種の発光信号を真似しておびき寄せるものがいる。
上記論文ではオーストラリア産キリギリスの1種
Chlorobalius leucoviridis が、雄のセミの求愛歌を受け入れるときに雌のセミが出す音、及び翅の動かし方と体を揺らす行動を真似することで、捕食率を高めている可能性を提示している。キリギリスは広範囲のセミの鳴き声に応答して、セミの雌を真似た。
状況的にはキリギリスはセミの真似をすることで捕食率を高めているのだと思うのだけれど、操作実験がないことに不満は残る。日本でもヤブキリの仲間はセミに対する依存度が大きそうなので、こういう擬態が観察される可能性はあると思う。
攻撃型擬態の例を知ると何故か興奮してしまう。何なんだろうね。この興奮は。

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