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肉ビール





衛生的にも気になるし、何よりもフレキシビリティに欠けると思うんだけど(笑)。


←フレキシブルにいきます。
# by g-hop | 2009-10-31 17:24 | のみくい


昆虫と放線菌の共生に関する総説



Actinobacteria as mutualists: general healthcare for insects?
Kaltenpoth M.
Trends Microbiol. 2009 Oct 21. [Epub ahead of print]

放線菌によって作られる抗生物質を利用するのは人だけではない。昆虫の中にも放線菌と共生することで抗生物質を利用し、身を守っているものがいる。上記のレビューでは放線菌を中心に、その他の細菌についても「共生と防御」という観点から概説を行っている。

放線菌に関してはこのブログでも度々取り上げてきたので改めてリンクしておこう。


触覚に放線菌を潜ませる狩蜂


キクイムシ:放線菌で共生真菌を保護

体中で放線菌を育てるアリ


←共生(笑)
# by g-hop | 2009-10-28 18:56 | 昆虫関係論文


クモ:スパイダーマンのようではない?



「スパイダーマンが手から糸を出すのって変なんです。本当のクモは手(脚)から糸を出したりはしないんですよ」

って言う人に対して、「いやいや、最近になってタランチュラの一種が脚からシルクを出すのが発見されたんです」とかなんとか、飲み屋あたりで蘊蓄をたれたことのあるそこの貴方(笑)。

情報がアップデートされました。以後お気をつけください。



Silk production from tarantula feet questioned.

Pérez-Miles F, Panzera A, Ortiz-Villatoro D, Perdomo C.
Nature. 2009 Oct 22;461(7267):E9.

普通、クモは腹部にある糸疣から糸を出す。これに対し、以前のNatureに出された報告ではコスタリアンゼブラレッグタランチュラでは脚からも糸を出すことを報告していたわけだが、今回の報告では「腹部の糸疣を塞いだら糸のようなものは何も出せなくなった」ということを報告し、さらに脚の先端には糸を出せるような器官は見当たらず、以前の報告では感覚子を見誤った可能性について言及し、以前の研究に疑問を提示している。

これに対して、元の論文の著者であるGorbらは、脚由来の糸状の物質は間違いなく存在すること、昆虫においては脚のシルク生産器官の起源は感覚子であると考えられていることから、タランチュラにおいても同様の進化が起きている可能性に言及している。

要するに決着というわけにはいかないようなのだけれど、本当のところはどっちなんだろうなあ。


←知りたいのは真実。
# by g-hop | 2009-10-26 20:16 | 昆虫関係論文


スペルミジンによる寿命延長



Induction of autophagy by spermidine promotes longevity.
Eisenberg T, Knauer H, Schauer A, Büttner S, Ruckenstuhl C, Carmona-Gutierrez D, Ring J, Schroeder S, Magnes C, Antonacci L, Fussi H, Deszcz L, Hartl R, Schraml E, Criollo A, Megalou E, Weiskopf D, Laun P, Heeren G, Breitenbach M, Grubeck-Loebenstein B, Herker E, Fahrenkrog B, Fröhlich KU, Sinner F, Tavernarakis N, Minois N, Kroemer G, Madeo F.
Nat Cell Biol. 2009 Oct 4. [Epub ahead of print]

スペルミジンはポリアミンの一種で加齢と共に減少する。上記論文ではまず酵母、線虫、キイロショウジョウバエ、ヒトの末梢血単核球の寿命がポリアミン投与によって延長することが示されている。

酵母ではスペルミジン合成能を持たない変異株は寿命が短縮したが、スペルミジン投与によりそのような表現型は救済された。変異型の酵母では活性酸素ストレスとネクローシスが増加していることが明らかとなった。

スペルミンジンの投与はヒストンH3のリジン残基の低アセチル化状態を誘導した。ヒストンの低アセチル化状態と寿命の延長との関連はこれまでにも示唆されている。

スペルミジンの投与は細胞の自食作用も促進した。自食作用とは細胞が飢餓にさらされたときに自らを分解して飢餓に耐える仕組みであるが、 細胞に感染した病原菌を分解する役割や、心不全や糖尿病を防ぐ役割があることも知られている。

なお、スペルミジンは納豆やチーズ、ヨーグルトのような発酵食品に多く含まれている。


# by g-hop | 2009-10-16 20:13 | その他論文


イモムシの起源はカギムシ(笑)



Caterpillars evolved from onychophorans by hybridogenesis

シロハラクイナさんの生物学・科学に関する雑感より。笑うしかないなあ。仮説というよりは妄想だよね。タイトルに(笑)とかつけたのは初めてなんじゃないだろうか。


←こちらにも妄想ブログが沢山ありますよ。

# by g-hop | 2009-10-08 20:13 | 昆虫関係論文


蜂擬態ランの視覚的擬態



Colour mimicry and sexual deception by Tongue orchids (Cryptostylis).
Gaskett AC, Herberstein ME.
Naturwissenschaften. 2009 Oct 2. [Epub ahead of print]

オーストラリアに自生するラン(Cryptostylis)の中にはヒメバチ(寄生蜂の1グループ)の雌に擬態することで雄を誘引し、受粉に利用する種が複数知られている(写真はこちら)。

これまでの研究ではランはヒメバチの雌が放出するのと同様の匂いを放出し、雄を誘引することが明らかにされてきた。一方、花の色彩についてはあまり研究がされてこなかった。花の色彩は昆虫によって受粉される多くの植物にとって重要な形質だ。

上記論文ではCryptostylisの花の色彩についての研究を行い、匂いだけではなく視覚的にも擬態していることを示している。Cryptostylisの花は人の目にはハチの雌ににているようには見えないが、蜂の雄には雌に見えるようだ。

表面の微細構造なんかも気になる。調べられているのかな。


←おかげさまで2位です。引き続き応援を。
# by g-hop | 2009-10-07 18:57 | 昆虫関係論文


イモムシLOVEな“毛虫女子”が増殖中!?



イモムシLOVEな“毛虫女子”が増殖中!?

虫嫌いの多くは母親の虫に対する反応を見て虫が嫌いになると思うので、虫好きの女性が増えるのは素晴らしいことだ。まあ、実際に増えているのかどうかはわからないのだけれど(笑)。

それからイモムシが好きだったら「芋虫女子」でしょ? 略称は「芋女」。「毛女」よりは良いような気もする。


←応援宜しくお願いします。
# by g-hop | 2009-10-03 12:05 | 日記


二足歩行が人類の配偶関係を変えた?



二足歩行が人類の配偶関係を変えた? ナショナルジオグラフィックニュース

今週号のScience誌に掲載された論文に合わせた記事。面白い。ブログランキング参加の某ブログにあるような、素人が自分の都合に合わせてくみ上げた眩暈のするような空論ではなくて、こういう推定は面白いなあ。

なお、「直立歩行の樹上説」については以前にも紹介したので、そちらも合わせてお読みください。


←ブログランキングはこちらから。

# by g-hop | 2009-10-02 19:43 | その他論文


イグノーベル賞 2009



経済学賞:経済の変動に合わせて小規模銀行から急速に巨大銀行に拡大し、その後、金融危機に従ってその逆のプロセスをたどることによって国の経済が破綻アすることを示したアイスランドの4つの銀行、Kaupthing Bank、Landsbanki,、Glitnir Bank ならびにCentral Bank of Icelandに対して。

数学賞:231000000%のインフレを実現したジンバブエ準備銀行のGideon Gono氏に対して。

公衆衛生賞:ガスマスクになるブラジャーを発明したシカゴ大学のElena Bodnar氏に対して。彼女はチェルノブイリ事故の時にウクライナに住んでいたそうです。

平和賞:空のビールボトルの方が入っているビールボトルよりも頭蓋骨を打ち砕く上で危険な凶器になりうることを実験的に示したベルン大学法医学科のStephan Bollinger氏に対して。

化学賞:非常に強健な半導体であるダイヤモンド薄膜の生産にテキーラが利用できることを示したメキシコ国立自治大学のJavier Morales, Miguel Apátiga, Victor Castañoの三氏に対して。

物理学賞:どうして妊婦が転ばない転びやすいのかを示した、シンシナティ大学のKatherine Whitcome、ハーバード大学のDaniel E. Lieberman、テキサス大学のLiza J. Shapiroに対して。

医学賞:60年間左手の関節だけを鳴らし続け、関節を鳴らすことが関節炎の原因だとする彼の母親の迷信を実験的に否定したカリフォルニアのアレルギー疾患専門医、Donald Ungerに対して。

獣医学賞:ウシは名前を呼んだほうがより多い牛乳を出すことを調査によって示した英国のCatherine DouglasとPeter Rowlinsonに対して。一対一で注意を払ってもらうことでウシは幸せを感じ、リラックッスすることが多くの乳を出すことを助けるのだとDouglasは言っている。

生物学賞:パンダのふんから抽出した細菌を使って生ごみを減らす研究で、北里大の田口文章名誉教授 Song Guofu, and Zhang Guangleiに対して。

文学賞:ポーランド語で運転免許証を意味する「Prawo Jazdy」を人の名前だと勘違いし50枚以上の交通違反切符を切ったアイルランドの警察に対して。



←現在4位です。
# by g-hop | 2009-10-02 19:16 | 日記


絶滅海棲爬虫類の性決定様式



Genotypic sex determination enabled adaptive radiations of extinct marine reptiles.
Organ CL, Janes DE, Meade A, Pagel M.
Nature. 2009 Sep 17;461(7262):389-92.

有羊膜類(爬虫類、鳥類、哺乳類)の卵は水中では発生できない。そのため、このグループの水棲種は陸上に上がって産卵するか、胚発生を胎内で完了させるかのいずれの繁殖様式を有する。

また、このグループでは二つの性決定様式が混在している。一つは環境温度によって性が決定されるタイプで、もう一つは遺伝的に性が決定されるタイプである。

上記論文の著者達はまず、現生の94種の有羊膜類のデータに基づく可逆ジャンプMarkov連鎖Monte Carloアルゴリズム(私はこれをあまり理解していないのだけれど)を作成し、この手法に基づいて現生種の性決定様式の予測が可能であるか否かを調べた。

その結果、卵胎生でありながら温度によって性決定がなされる珍しいトカゲの一種Eulamprus tympanumの性決定様式が温度依存性であることまで予測可能であることがわかった(ここが少しできすぎている気がするけれど、どうなんだろう)。

次に著者らは絶滅した海棲爬虫類(魚竜、首長竜、モササウルス類)の性決定様式を予測した。これらの爬虫類は子供を産むことが化石から明らかになっている。

解析の結果、海棲の3グループでは遺伝的性決定がなされていたことが示唆された。

ウミヘビの一種など、現生の海棲種で水中で出産するものは全て遺伝的性決定であることがわかっている。海水の温度は安定で、温度による性決定様式で性比を適当な数値に保つことは難しい。

絶滅した海棲爬虫類でも遺伝的な性決定様式が海中での安定した繁殖を担保するうえで重要であったというのは理にかなった話であると思う。


←応援宜しくお願い致します。
# by g-hop | 2009-09-30 12:45 | その他論文

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